春分の日に桜餅<春分の日>

季節を感じる暮らし

 こんにちは、mimosaです。
今年は3月21日が春分の日でしたね。春分は二四節気の一つ、春のお彼岸の中日でもあります。ご先祖様を御供養する日、そして暦の上では春の始まりです。

 静岡に転居してから、実家のお墓参りも行けず、ご先祖様に合わせる顔がありません。。。気持ちだけはお祈りしないといけませんね。

我が家では春分の日に桜餅を作りました。東京の桜餅は長命寺で有名な薄皮で巻いたものですが、私は関西の道明寺が好き。今年は同じ道明寺粉を使い、2種類に成形しました。

 桜色に色付けした道明寺粉を蒸し上げて、一つは桜の葉で包んだ定番の形、もう一方は氷餅をまぶして桜の花を乗せました。
氷餅とはお餅を乾燥させたものです。まるで春霞の中に桜が咲いているようです。

道明寺粉と言っても粉というより粒々です。餅米を割ったもの、今回は細かめの粒、5ツ割を使いました。4ツ割はもっと大きい粒になります。粒の大きさで表情がだいぶ変わりそうですね。
中に包んだ餡子は自家製のこし餡、甘さ控えめなので市販の桜餅よりも私は好きです。


今回盛り付けた変形皿は日高直子さんの雲形皿、桃を持ち上げた男の子、躍動感ある馬の絵付けに惹きつけられました。桃の花の季節に使いたいなと思って購入、そんな訳で添えているのは夫が買ってきてくれた桃の花です。

 取り皿は有田焼の今右衛門さん。有難いことにちょっとした御縁があり、今右衛門さんの展示会にお伺いした際に購入しました。我が家ではかなりの高級品です。繊細な絵付けと白磁の美しさが素晴らしい器です。

氷餅で春霞をイメージして。

 抹茶を点てたてのはオノエコウタさん片口かたくちの器。
夫は薄くしないと抹茶が飲めず、しかもたっぷり飲みたい派なので多めに点てたてて、別々の茶碗に注ぎ、一服しています。
キレがとても良いので、全く液ダレがしません。確かな技術で作られているのだろうなあといつも感心しながら使っています。

本当の桜も満開になり、いよいよ春を実感する季節。新年度も心新たに頑張ろうと思います。

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